ADHDは回避行動からうつ病になりやすいことが判明
2017/04/09
人と上手く付き合うことが出来ない、良い関係を築けないと悩んでいるADHD(注意欠如多動性障害)の方は多いと思いますが、その悩みも深刻化してしまうと、逆に心の病を併発してしまう恐れがあるので、十分注意が必要になってきます。
自分は駄目人間なんだ、空気も読めないし、相手の言いたいことも分からず、突発的に行動してしまって、性格が歪んでいる、駄目人間だ!と思ってしまうと、その気持ちでいっぱいいっぱいになってしまい、いつしか、鬱を患ってしまうことになりかねません。
鬱は、心の病であり、最近では、4人に1人は鬱予備軍を含めて、いるとされており、その数の多さにびっくりしてしまいます。
しかし、これは他人事ではなく、ADHDから鬱を併発させるというパターンは、よくあることなので、早めの治療が大事ということになりますね。
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ADHDが鬱を引き起こすきっかけ
自身が病気であるということを知らず、その場の流れで行動しやすいADHD(注意欠如多動性障害)の人は、自分が違うということは最初のうちは気づかないのです。
しかし、職場でも何度も注意されたり、同僚たちの冷たい視線等を見ると、どうも人と違うということに、気づかされ、とは言っても、何が違うのかと言うことが分からずに、悩んでしまうのです。
その苦悩が、時として、鬱の始まりとなってきます。
鬱と勘違い
最近気持ちが沈みがちだし、何か体調もすぐれない、実は自分は鬱なんじゃないかと思って、心療内科に行っても、問題はないと言われた、実はADHDだったということもあるのです。
統計データを取ってみても、ADHDの人は、その他に精神疾患を患っている人が多くいるということで、うつ病も又、その一つとされています。
うつ病だから、今こんな状態なのだ、と判断するのではなく、ADHDからうつ病を併発したと考えた方が良いかもしれません。
うつ病も放置してしまうと、命とりになる恐れがあるので、心療内科とともに、脳神経外科等も受診しましょう。
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回避行動が鬱を悪化させる?
ADHDの人は、苦手でじっくりと取り組まなければならない課題を先延ばしにする傾向があります。
僕は子供のころから宿題をなぜだか先延ばしにしてしまう癖があります。夏休みの宿題はもちろん31日になっても終わっておらず、日々の宿題もやらなきゃと思っているのに、テレビや漫画を見るとすぐ忘れちゃうんですよね。
そして母親が促してようやく宿題を終わらせても、早く提出しなければいけない宿題を提出するのを忘れるんですよね。
もう先生から見れば、子供のころからダメな人間っているんだろうな。くらい思われていたんじゃないかと思います(^^;)
しかし、この先延ばしが、後に、締切ぎりぎりになって取り組むことで、ストレスを感じ、結果的に鬱を助長させる行為となってしまうので、十分注意が必要です。
回避行為を無くし、嫌なことを先に始めることで、うつ病対策にも繋がります。
鬱とADHDの関係は、とても深く、お互いを深刻化させてしまう結果になるので、早めの治療をお勧めします。
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