コミュ障ライフ

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親戚の会社さえもクビに!ADHDでクビになったバイト・仕事の遍歴

      2017/04/09

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僕は今現在営業職に就いており、かれこれ勤続5年目となります。

しかしそれまではADHDの仕事ができないという特徴により、何度も手痛いクビを経験してきました。

一生懸命頑張っているつもりで、やる気がない、態度が悪いと思われるのは、本当にショックです。

今回は、そんなADHDでクビになった僕のバイト、仕事の遍歴と、どうすれば仕事ができるようになるかのコツをまとめます。

僕はどんな発達障害を持っていても、自分の障害を自覚し、努力すれば立派になれると、本気で思っています!

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初バイトの郵便局で柔らかくクビを言い渡される

僕が最初にバイトしたのは高校生のころ、年末の年賀状仕分けの郵便局のバイトでした。

大きな郵便局だったので、100人以上バイトがいたと思います。

とにかく人が欲しいから、面接を受ければまず合格というところでした。

 

仕事内容はとにかく毎日投函される年賀状をひたすら住所ごとに仕分ける!

1日8時間をフルで、冬休みはすべてバイトに費やすつもりでした。

しかし、4日たったころ、「今日はもうこれまででいいから」と、3時間ほどで僕だけ早く帰されるようになり、次の日にはお仕事終了と言い渡されました。

要はクビっていうことですよね。他の高校生たちのバイトは仕事しているのに!

 

しかしこのころのことを思い返すと、簡単な仕事であるのに散々な仕事をしていたように思えます。

違う人の家に年賀状を仕分ける、わからないことを聞かない、途中で退屈になってしまうので手を止めてしまう、お菓子のごみを持ち帰らないなど、やらかしていたと思います。

自分なりに初バイトということで、緊張しつつも頑張ったつもりですが、このころもADHDの特徴が出ていたんだと思います。

ちなみに、このころはまだ自分がADHDだとは気が付いていませんでした。

 

ラーメン屋を1か月でクビに

部活をしていなかったので、高校2年生のころ今度はラーメン屋のバイトを始めました。

1か月求人を出して、僕一人しか面接に来なかったそうで、即採用されました。

ラーメンが大好きで賄いが食べられると思って、僕なりに頑張って働きましたが、結果、1か月でクビになりました。

店長はいい人でしたが、徐々に僕のあまりの仕事のできなさに、イライラしてくるのが分かりました。

 

クビを言い渡されたときはこう言われました。

「はい、一か月分の給料。これで今日までということでな。

お前な、高校生だからって舐めた態度で仕事してもな、なんもならんよ。

何でも自分で決めたことは一生懸命しないと、ダメ人間になってしまうよ」と言われました。

 

この言葉は、今でも僕の胸に残り続ける言葉となりました。

だって、僕は僕なりに一生懸命仕事していて、舐めた態度なんてとっていなかったんです。

このころから、自分は少し個性的だと思っていましたが、周りと比べてかなりおかしいのかもと思い始めました。

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親戚の会社をクビになったヤバさ

大学のころは勉強を頑張ろうと思い、バイトはしませんでした。

本音を言うと、仕事するのが怖くなっていたからというのが正直なところです。

もう一つ、必死に大学の勉強に食らいついていかないと、単位がやばかったのもあります。

 

実家暮らしと奨学金で何とか大学を卒業し、不安ながらも希望していた電気系の会社に就職しました。

この就職先というのが、親のコネによるもので、遠い親戚の会社だったんです。

コネ入社ならもうクビになんてならないだろう・・・と甘い気持ちを持っていました。

 

しかしこの会社も、1年たたずしてクビになりました。

クビになった理由は、仕事ができない態度が悪い上に、重要な書類を電車の中に置き忘れてきたことでした。

書類は紛失してしまい、大型契約ができるはずだった契約は白紙に・・・

 

相手企業にも土下座をしましたが、僕のような社員教育をしているところとは取引したくないといわれました。

親戚の会社をクビになったということで、両親もさすがにうちの息子はおかしいんじゃないか?と疑問を持つようになりました。

そこで、親から「病院で検査を受けてみない?」と言われたのをきっかけに、ADHDであることが判明しました。

 

ADHDだと分かって就いた営業職

ADHDとわかってからは、これまで何で自分が何をしてもうまくいかないのか分かり、ほっとしたというのが正直なところです。

なんの解決にもなっていませんが、それでもこれは自分の努力が足りなかったせいや、性格が悪かったせいではなく、障害のせいだとわかったんです。

 

ダメ人間なことに変わりありませんが、それでも僕自身の根本というか、人間としてはダメじゃないんだ!と思ったんです。

それからは遠方であってもADHDに詳しい医師に診てもらって相談したり、ためになりそうな本も何十冊も読みこみました。

そのおかげもあって、今はもう勤続5年目となる営業職に就いて、好調な成績を収めています。

これも上司と同僚がADHDに理解を示してくれて、職場全体の協力があってのことです。

 

大人のADHDをコントロールする!治療に役立った良書ベスト3

ADHDでも仕事ができるようになる!

ADHDはたしかに仕事ができなくて、見た目には態度も悪く見えます。

遅刻はするし、人の話を遮って自分の話をしたり、女性や後輩にだけ偉そうな態度をとる、電話が全然取れないなど、散々です。

 

一生懸命やっているつもりなのに、できない。繰り返し失敗してしまうというときは、まず気が付くべきです。

自分は何かの障害や病気なのかもしれないと、疑いを持ってみるべきです。

ADHDや発達障害だと診断されるのは嫌ですが、それでも自分の状態がはっきり分かることで、それに対して頑張ることができます。

 

今まで何を基準に頑張ればよかったのかわからないものが、「あっこれを意識すればできるようになるんだ」という方法があります。

仕事をいくつもクビになっても、腐らずに、何が悪いかを考えていくことで、ADHDでもなんでもできるようになると僕は思っています。


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