コミュ障は性格が暗いせい・・・ではなく実は脳に問題があるのかも?
2017/04/09
私たちは、人と接することで、人間らしい生き方を学び、社会の中で上手く、有意義に生きていく為の知恵を学んでいくのです。
しかし、大人になっても、人と上手く接することが出来ず、社会から孤立してしまうような人もいます。
最近では、そういう人のことを、コミュ障と呼びますが、コミュ障予備軍も含めて、その数は増加しているのです。
世間では、人と上手く関わることが出来ない人は、欠陥人間であるとされ、性格の問題と片付けられてしまうのですが、実は脳に障害を持っている場合もあるのです。
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脳とコミュニケーションの関係
脳は、人間が生活する上で大事な指令を出す大切な器官であり、もしも脳に障害があれば、当然、生活をする上で、困難が生じてしまうのです。
特に言語機能において、言葉を話すということは、人とのコミュニケーションを取る上で大事な要素であり、正常な脳の機能が、大切になってくるのです。
ところが、もしもこの言語機能に問題が生じる場合、言葉を上手く話すことが出来ず、人と上手く関わることが出来ずに孤立してしまうという状況を作ってしまうのです。
自閉症とコミュ障
コミュニケーション障害を持つ脳の病気と言うと、自閉症が挙げられます。
自閉症患者は、聞いた言葉を繰り返したり、人に伝わりにくい言葉を発したり、独り言を言ったりと、上手く他人と関わることが出来ずに、孤立しがちになります。
つまり、性格の問題ではなく、先天的な脳の機能障害の為、医師の元、正しい治療を受ける必要があります。
又、周囲の人の理解も必要となり、家族等の介助を受けながら、生活する必要があります。
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アスペルガー症候群とコミュ障
発達障害の一つであるアスペルガー症候群も、コミュ障が見られ、社会的生活を上手く送ることが出来ない脳の病気です。
発達障害ではありますが、知的障害ではない為、健康な人とあまり変わらず、それが、人と上手く関わることが出来ないという患者の心に強く持たらせてしまっているのです。
「あの人は常識が無い、変わり者だ」という人が、実は、脳の障害であるアスペルガー症候群を患っているということは結構あり、現在も自身がその病気であるということを知らないままに生活している人も多いのです。
知能障害が無いので、成績優秀で勉強が出来て、問題行動も無い、そんな人が職場に出てから、様々なトラブルに悩まされることも多く、自身がこの病気であると知ることも稀ではありません。
人と上手くコミュニケーションが取れないのは、性格の問題ではなく、もしかしたら、脳の障害があるのかもしれません。
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