ADHDの僕が伝えたい。親にしてほしい子育て方法
2017/04/09
ADHDの子供を持つ親は、その普通ではない子供の行動や性格から、子育てに悩むことが多いようです。
それは当たり前ですよね。
僕は子供のころ授業を歩き回り、クラスで一番の忘れ物大賞に選ばれたりしたので、母は大変だったと思います。
そんな僕が言うのもおこがましいですが、今回は今ADHDの子供の子育てで悩んでいるお母さん、お父さんに向けての、やってほしいことをまとめたいと思います。
親にとっても、またADHDの子供にとってもより良い方法だと思います。
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ADHDは才能や個性だと思ってほしい
アメリカでは、ADHDはある種の才能だという見解がされています。
ADHDは特殊な能力を持つ天才肌な人が多いので、自分のできることを見つけ出し、適職につけさえすれば、普通の人ではなしえない偉業を成し遂げます。
日本ではあまりそのような普通のレールを離れて生きていくことは異端とされ、学校も社会もそのような人は望んでいないことが現状です。
しかし、親にだけは分かって欲しいです。
ADHDの子供には、必ず何かしらに秀でた、誰にもできない才能が埋もれています。
それが何なのかはそのこの個性ですが、それをできる限り見つけ出してください。
それは、目の前では短所に見えているかもしれません。
しかし、見方を変えれば長所になり、どこかで役立つ可能性があります。
僕の場合、数字には異常に強いという才能があります。
分かりやすい特徴なので、数学のテストなどでそれは小学校のころから判明しました。
今は営業の仕事で、お客さんの前ですぐに計算をする事ができるので「この人はできる営業マンだな」とはったりをかませて営業を取ることができます。
普通であることを意識しない
ADHDの子供を持つと、「このこはADHDだからしょうがない」「この問題は、ADHDのせいだ」と思ってしまう場面が多々出てきます。
しかし、それは普通のADHDでない子供をもつ親なら、全く感じていない悩みでしょうか?
ADHDの親は、その障害にばかり集中してしまい、その子自体を見てあげないということがあります。
「子供はみんな問題児であり、普通の子供なんていない」というのが、僕の気持ちです。
というのも、この本の受け売りなんですけどね。
問題がない子供って、どんな子供でしょうか?一度よく考えてみて下さい。
勉強ができて、言われなくても宿題をして、周りから優等生だと褒められる子供。
こんな子供は、きっと将来も良い仕事につけて、結婚生活も上手く送る可能性が高いでしょう。
しかし、それだけが人生ではありません。
勉強ができなくても友達に恵まれて、普通の仕事には就けなくても人に役に立つことができて、貧乏でも愛する人に巡り合える。
こんな、その子なりの幸せを与えられればいいのではないでしょうか。
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ADHDの子育てについて
僕はまだ結婚もしていないので、子供もいませんが、結婚を考えている彼女はいます。
彼女はADHDのことも理解してくれているので、二人で協力し、できること、できないことを補っていけば幸せに生活していけると思っています。
ADHDの人が子供を持ち、子育てをしていくことに、不安を感じる人もいると思います。
「自分の面倒も満足に見れないのに・・・」ということですね。
だからこそ、僕にはパートナーがいます。
彼女はADHDではなく、保母さんです。
彼女は何でもスムーズにこなし、記憶力もよく、人付き合いも良好でコミュニケーションは抜群です。
しかし、料理は僕の方が得意で、毎日夜ご飯を用意しているのは僕です。
そしてなぜか子供には僕の方が好かれるので、子供の遊び相手は僕になると思います。
このように、人は誰しもが欠陥を抱えており、それを補ってもらう必要があると思います。
子育てに100%はなく、ただできる限りの愛情を子供に捧げていくことが、なによりの良い子を作る方法になるのではないか、と思います。
不安はないといえばウソになりますが、それは誰しもであって、ADHDだから不安。ではないと思うんです。
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