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普通のケンカとは違う!ADHDの兄弟喧嘩をとめる・防止する方法

      2017/01/02

ADHDの兄弟喧嘩は、普通の兄弟喧嘩とは違い、大事件にまで発展することがあります。

そこまではなくても、喧嘩は毎日のようにするし、ADHDの子供がいつまでも怒って収集がつかない、ということが多いです。

僕も子供のころは、弟を感情のままにいじめて、酷い兄だったそうです。

今回は、そんな僕のADHDの子供時代も含め、「発達障害の兄弟を持つ親の会」に参加したときの解決方法をご紹介します。

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喧嘩を放置すると大変なことに

育児書や幼稚園の先生などは、「兄弟喧嘩が起きたら、親はとめないで温かく見守っておきましょう。そうすれば、自然と仲直りの方法や、気持ちのコントロールを学んでくれます」

と言われることが多いです。

 

しかし、ADHDの子供にはそんなヤワな対処法では通用しません。

ADHDの子供は気持ちのコントロールが極端にヘタなので、喧嘩の辞め時もわからず、相手が根負けしても必要以上に叩き続けます。

とくに衝動性など、攻撃的な面を持っていると、喧嘩の理由も忘れて相手をたたいてしまいます。

はさみやバッドなど危ない物を持ってくるときもあるので、兄弟喧嘩がエスカレートするようなら親が止めに入るべきです。

 

危険だった兄弟喧嘩

僕の場合、やはり小学生の頃は幼稚園の弟を毎日のようにいじめて、足でけったり髪の毛をひっぱったりと散々していたそうです。

当時はまだADHDの知識は広まっていなかったので親も僕の発達障害に気が付いていませんでした。

「やんちゃで落ち着きがない子やねー」と、のんきに思っていたそうです。

 

しかし日に日にまだ小さな弟が「お兄ちゃんおかしい。許せない」と、きつい言葉を出すようになっていたそうです。

そしてそんなある日、ついに僕がまた弟をいじめていたとき、弟は持っていた鉛筆を僕に向って叩きつけてきました。

鉛筆の先は腕にあたり、僕はおいおいと痛みで泣きながらも、弟に罵声を浴びせていたそうです。

すぐに病院に行き治療しましたが、今でもそのときの傷は少し残っています。

 

祖父の家に預けられた

当時のことを思い返してみると、自分でもなぜ弟にあのように辛く当たっていたのかわかりません。

僕は多動型のADHDですが、大人になるにつれて気持ちのコントロールは少しずつできてきました。

子供のころはブレーキがまったく効かず、とにかく自分の我を通し、親に自分だけを見てもらいたいという気持ちがあったように思えます。

 

上記の病院沙汰があってから、一時期僕だけ祖父の家に連れていかれた時期がありました。

幸い近所だったので学校もそのままで、家族とは別で生活していました。

歳が近い弟がいないことで、兄弟喧嘩をしなくなり、家に帰ってからも喧嘩の頻度は少なくなりました。

僕自身、なぜ自分だけ家に帰れないのかという寂しさから、「兄弟喧嘩したらまた祖父の家に預けられる」という恐怖で、少しは自制できたのだと思います。

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兄弟喧嘩をとめる方法

ADHDの兄弟喧嘩を放っておくと、ADHDでない兄弟が、ADHDの兄弟を嫌いになってしまったり、取り返しがつかない事態になってしまうことがあります。

そのため、喧嘩のレベルによりますが、激しい場合は普通の子供の兄弟喧嘩だとはとらえず、しっかり親が仲裁に入りましょう。

「発達障害の兄弟を持つ親の会」に出席したとき、親御さんがしている兄弟喧嘩対策があります。

 

スポーツに通わせる

ピアノや習字、今人気な習い事と言えばパソコンなどのITもありますが、ADHDの子供の習い事ならスポーツです。

サッカーやダンス、バスケなど体を動かすスポーツに通わせましょう。

体力がなくなり、学校とは違いびしばし怒られる集団行動のなかに居させることで、兄弟喧嘩を防止できます。

 

できれば兄弟を同じスポーツに通わせましょう。

クラブ活動を通して同じ体験をして友情を深めることができますし、家の中では感じられない、相手の良さを発見することができます。

スポーツ体験はうまくいく例が多いようで、家に帰ってからも二人で仲良くスポーツの戦術の話をするようになった。

楽しそうにテレビでサッカーを見るようになった、などの実例報告がありました。

 

どちらが悪いかはっきりさせる

これは教育方針にもよりますが、とくにADHDの兄弟喧嘩の場合、喧嘩の原因、発端は誰かをはっきりしたほうがいいケースがあります。

いつもADHDの子供が悪いのに、そうではない子供も一緒に喧嘩両成敗しては、性格がねじ曲がってしまう危険があります。

兄が発達障害なし、弟がADHDの小学生兄弟のお母さんがとった行動を紹介します。

 

いつも兄弟喧嘩しては、「弟がテレビのチャンネルをかってにかえた」「違う、兄は嘘をついている。僕は変えてない」と、真逆の主張をして、どちらが嘘を言っているのかわからなかったそうです。

それでどちらも喧嘩したのだから悪い!と怒っていたら、「母親から信頼されていない」と受け取るのか、どんどん兄弟喧嘩がひどくなったそうです。

そこで導入したのが、部屋の中に監視カメラをつけること。

 

これには驚きですが、効果はたしかにあったそうです。

喧嘩した時、監視カメラの映像をチェックすると、なんと発達障害がない兄のほうが嘘をついていることが分かりました。

証拠を見せて兄を怒ると、「違う、違う」と言い訳をして、泣いてしまったそうです。

 

これは、普段の兄弟の接しかたや学校での出来事、親からの愛情不足など、さまざまな原因が起因して、お兄ちゃんのストレスになっていたのかもしれません。

「嘘はついたらいけない」ということをよく言い聞かせ、嘘をついたら叱る!ことを繰り返しているそうです。

喧嘩の内容を見ていると、ADHDの子供のほうが事態を悪化させる場合が多いので叱ってしまいがちですが、相手の兄弟の動向もよく注意しておかなければなりません。

 

発達障害があることを理解してもらう

これも教育方針によりますが、「発達障害でない子供に、兄弟がADHDであることを教えて理解してもらう」という方針のほうが、僕が行ったときは多数派の結果となりました。

現代の風潮は障害者を特別なように扱ってはいけない。健常者として区別なく接するべき。という風潮があります。

とくにADHDなどの発達障害は見た目ではわかりにくいため、「ADHDは子供の個性。尊重して伸ばしていくべき」という考え方もあります。

 

しかし、兄弟喧嘩がひどく、幼い子供にそんな個性を押し付けるというのは、生活していくうえでの無理が生じます。

また、発達障害でない子供が、「これが普通なんだ」と、ADHDの生活態度や行動が普通だと認識させるのも悪影響があります。

そこはしっかり、「お兄ちゃんはADHDっていう発達障害があって、一緒にいると大変なこともある。でも兄弟だから、理解してあげて」と、教えるほうが良い影響に繋がる可能性があります。

もちろん我慢ばかりさせるのではなく、お母さんが後でケアしてあげて、愛情をたっぷり注いであげる時間が必要です。


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