睡眠障害を併発してるかも。ADHDの感じる異常な眠気の4つの原因・対策方法
2017/04/09
ADHDは昼間の学校や仕事中、異常なほどの眠気に困っている人が多いようです。
ADHDの僕もそれは類に漏れず、仕事中めちゃくちゃ眠いときが1日に2~3回襲ってきます。
運よく営業で外回りのときは、公園に車を止めて昼寝をとることもあります。
寝過ごさないためのコツは、携帯のアラームをセットしておくことです。
普通にセットするのではなくて、毎日午後は30分ごとにアラームが鳴るように設定してあります。
これだと、眠いときにアラームをセットし忘れて寝過ごした!なんてことが防げるんです(経験済み)
これだけ聞くとめちゃくちゃだめな社員ですね(^^;)
営業成績はトップクラスなんですよ!
なんでADHDはこんなに眠気が強いのか、対策方法をご紹介します。
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お昼ごはんを食べたら眠くなる
まず、ADHDではない普通の人たちも、強い眠気に襲われることはあります。
お昼ごはんを食べた後などは、血糖値が上昇するため、その血糖値を抑えるためにインシュリンのホルモンが分泌されます。
そのインシュリンがネックで、これがお昼2時ごろの強力な眠気を誘う正体なんですね。
これはどんな人にも起こりうる現象なので、これは仕方がありません。
インシュリンで眠くなる場合は、ご飯などの血糖値が上がりやすい食べ物ではなく、低インシュリンの値のそばや玄米、ライ麦パンを食べるようにすると軽減されます。
ADHDが眠気に襲われる原因
お昼ごはんを食べたら眠くなるのは当然ですが、ADHDの眠気はまたこれとは違います。
ADHDが眠気を感じている原因は以下の4つになります。
・睡眠障害にかかっている
・ADHDで服用している薬の影響
・興味がない事柄に飽きている
・睡眠時間が足りていない
睡眠障害にかかっている
ADHDは睡眠障害との合併症状を引き起こしやすいと言われています。
神経感覚が過敏だったり、集中力が過度に働いたりするせいで、睡眠障害を起こしやすくなるようです。
睡眠障害と一言に行っても種類があり、主に6種類に分かれます。
(1) 不眠症
(2)睡眠関連呼吸障害
(3) 過眠症
(4)概日リズム睡眠障害
(5) 睡眠時随伴症
(6)睡眠関連運動障害
ADHDに主に関連するのは、不眠症と過眠症、睡眠関連運動障害が原因となっている場合が多いです。
不眠症はベッドに入り寝ようとしてもなかなか寝付けないのが特徴です。
僕もこれで、とくに夜は神経過敏になり頭が冴えわたってしまいます。
過眠症は、夜しっかり眠っていても、昼間に異常な眠気がある状態のことです。
睡眠関連運動障害は、眠る時布団が体にすって気になる、外のちょっとした音がうるさいなどの些細なことが気になりなかなか眠れないという症状です。
ADHDは音や体に触れるものに敏感に反応するので、この辺りが原因となって慢性的な睡眠不足になっている可能性があります。
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興味がない事柄に飽きている
ADHDはドーパミンの働きが大きく関係してきます。
ドーパミンは興奮したり、楽しいことがあると脳から湧き出る元気ホルモンです。
ADHDはこの体と脳の働きを良くするドーパミンを、上手く体に伝わせることができません。
ドーパミンを体中に運んでくれる、トラックの役割をしている「ニューロン」という伝達物質が上手く作動しないからです。
そのため、普通の人ならつまらなく感じている作業でも、我慢してやり続けることができますが、ADHDの場合は、つまらないことはとことんつまらない。
もうほんと異常なほど興味がなくて、眠くなってしまうという症状が起きます。
すっごい怠け者に見えて、じっさい怠け者だから仕方ないんですが、ADHDではなければもっと上手く動くことができるはずなんです。
そのため、ADHDは興味を感じない仕事につくのはご法度です。
パソコンも数字にも興味がないのに事務職員になったりというのは危険です。
睡眠時間が足りていない
ADHDは夜になると脳が活性化されるタイプの人が多いようです。
そのため寝る時間になっても全く眠くならず、電気を消した後も延々とスマホをいじったりと、なかなか寝ようとしません。
楽しい好きなことには集中するものですから、ネットでプラモデルの組み立て方なんて調べていたら、目覚まし時計が鳴ったということも何度もあります。
全然眠っていないのですから、昼間眠くなるのは当然です。
この対処法は、時間を決めて、眠る時間になったら電気を消して何もせず目を閉じることです。
スマホがあると眠ることに集中ができず、目的をコロッと忘れてしまうADHDですから、スマホは部屋の外に置いておきましょう。
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