大人のADHDをコントロールする!治療に役立った良書ベスト3
2017/04/09
ADHDの治療法は様々ありますが、僕が治療していて大事だと思うのは、自分のやる気が最も重要だと思います。
同じADHDの人でも、治せるものではないとはなから決めて治療を真面目に取り組まない人。
新しい治療法や、自分に合った治療法を工夫せずに投げ出す人。
このようなタイプの人がいます。
この面倒くさがりで、長期的に努力を実行できないというのは、ADHDの特徴でもあります。
でも、僕はそれは本人の性格によるところが大きいと思っています。
僕はADHDですが、治したい!という気持ちが強く、今も様々な治療法を試しています。
それにより、子供のころよりはだいぶマシになり、日常生活や仕事でも人の役に立てるシーンも多くなりました。
今回は、大人のADHDの治療に役立つ、おすすめの本をご紹介します。
大人のADHDの関連書物は60冊くらい読んだので、そこからの厳選をどうぞ!
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「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本―ADHDタイプの「部屋」「時間」「仕事」整理術
「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本―ADHDタイプの「部屋」「時間」「仕事」整理術
司馬理英子さんが書かれた、ADHDに向けての、主に整頓術を扱った本です。
今は断捨離やミニマリストなど、物を持たない暮らしが流行っていますが、この本はそのような流行本とは全く違います。
ADHDの、頑張ろうとしても、片付けをしようと思っても、「片付けられない」という悩みに沿った解決法を優しく開設してくれる本です。
僕は片付けが子供のころから下手で、学校にもよく忘れ物をしていました。
そんな悩みを大人になってからも仕事で引きずっていたので、どうにか部屋を片付けて、必要な物が取り出しやすい部屋にしなくては!と何冊も片付け本を読みましたが、これが一番良かったです。
この本を読んで分かったことは、ADHDは脳のワーキングメモリーが不足していてい、それで片付けに集中ができないということです。
これは僕自身にびっくりするほど当てはまり、だから普通の人が普通にできる片付けができないんだと納得しました。
また、片付けできないことに対して、ADHDは自分を責めすぎていると書かれています。
優しい言葉をかけてくれるので、この本を読んだあとは、「よし、掃除しよう!」とやる気にさせてくれます。
片付けが全て解決するわけではありませんが、確かな第一歩の改善は見られるおすすめの良本です。
発達障害の自分の育て方
30歳を過ぎてからADHDだと診断された、岩本友規さん著書の本。
これはまさに僕が読みたかった一冊でした。
ADHDは子供について書かれてた本が多く、なかなか大人向けの、またADHD自身が書いた本は少ないです。
この岩本友規さんは、20代のころ仕事ができずストレスでうつ病になり、その流れで自分がADHDであることを知りました。
仕事ができないことや、体調不良になりやすいのはADHDが原因だったんですね。
ここまでならよくある話です。
ここからが凄いところです。岩本さんは現在外資系コンピューターメーカーに勤務しており、そこで個人優秀賞を受賞するほどADHDを克服しています。
欠勤きみだった体調も戻り、まさに素晴らしい人生を送られています。
この本の肝は何かというと、僕たちADHDでも、熱意と工夫、ADHDと正面から向き合う勇気があれば、障害を乗り越えることができるということです。
僕は仕事や私生活でつまずくと、いつもこの本を読み返して元気と熱意を貰っています。
マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド
多くのADHD治療にたずさわる福西勇夫さんと福西朱美執筆の、大人のためのADHDコントロールガイドです。
ADHDの症状が漫画で描かれているので、本を読むことができない、集中力が続かないADHDでも楽しんで読むことができます。
この本の凄いところは、漫画という誰が読んでも分かりやすい本になっているけれど、内容自体は奥深いことです。
医師が書かれているので、日米の医療機関の研究成果や、ADHDの治療で実際に効果があった方法など、役立つ知識が満載です。
予定はゆったりめにとって、スケジュールをぎちぎちに詰めてはいけない。
現金主義にして、カード払いはやめる。
時間をはかるときはタイマーを使おう。
このように、ADHDが日常生活で困っていることに、細々と解決方法を提案してくれます。
具体的なADHDコントロール本としては、一番良書だと思います。
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