疲れやすいと感じるADHDは睡眠が足りていないのが原因かも
2017/04/09
発達障害の一つであるADHD(注意欠如多動性障害)の特徴は様々なのですが、基本的な症状としては、注意力や集中力が散漫になりやすいといった特徴があります。
他にも多動的に思われるADHDですが、実際のところ、疲労するとかあるのでしょうか?
疲れやすいと言うことから程遠い存在の気がしますが、どうなのでしょうか。
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飽きやすいADHD
その事柄について、すぐに止めて、別のことを始めてしまうと言う人もいますが、これは疲れて止めると言うよりも、飽きてしまって止めてしまう、別のことが気になって止めてしまうと言うのが正しい表現のようです。
何事についても長続きしない為、飽きっぽいと言われるのですが、疲れて止めてしまうと言う言い訳をするので、疲れやすいと勘違いしてしまう人もいます。
脳が疲れやすい
多動性行動が多いADHDですが、勿論元々の症状としてあるのですが、最近になって表れたと言うような場合、何かしら一日の行動に問題があるのかもしれません。
例えば、子どものADHDの場合、お昼寝をしていなかった時に限って、多動性が見られることもあります。
これは、睡眠を取ることで、脳の疲労を回復させている為であり、寝不足が、脳疲労を起こし、それが多動と言う形になって表れるのです。
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脳が疲れやすい原因
誰でも一日仕事や勉強で、脳は疲れた状態であり、質の良い睡眠は大事なのですが、ADHDの人の場合、必要以上の情報が入ってくるので、その分、脳は働きづくめで、疲れやすくなっているのです。
様々な情報が入りすぎて、頭がごちゃごちゃになり、パニック状態になってしまいます。
癇癪を起こしたり、イライラしやすいのは、この影響であり、対策としては、昼寝をしっかりとすること、睡眠不足の状態にさせないことです。
脳をしっかりと休めてあげることが大事ですね。
過集中が引き起こす睡眠障害
人は疲れたら眠ると言うのが通常なのですが、ADHD(注意欠如多動性障害)の人は、何かしら興味を持ったことに没頭する特徴があり、それは、昼夜問わず、その作業をしっぱなしになります。
そうなると、睡眠障害となり、うつ病を引き起こす原因になります。
うつ病は、無気力・脱力感があり、疲れを感じやすくなるので、ADHDから来るうつ病を併発し、その為、疲労感を訴える人も多いのです。
疲れやすいなーと疲れを感じたら眠るようにする、イライラを感じたら休むようにする、こういった対処をしていくことで、疲れは解消され、様々なADHDの症状が緩和されてくるのです。
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