ADHDはクズではなく、改善しようとしない性格こそがクズ!
2017/04/09
「お前ってクズやな」「こんなこともまともにできんのか!クズめ」「・・・本気出さんと、クズになってしまうよ」
28年間の僕の人生の中で、クズと言われたことはこの3回です。
一人は同級生、一人は会社の上司、一人は母親から言われました。
これが多いのか少ないのかわかりませんが、普通はなかなか言われないし、言わない言葉ですよね。
まだ自分がADHDだと分かっていなかった時でしたが、「俺って人から言われるほど、ダメな人間なんだ」と、それはもう落ち込みました。
クズと言われたことをきっかけに、病院に行ってADHDであったと発覚しましたが、それはもう辛かったです。
頑張っているのに辛いと思っている、ADHDの人に向けて、今僕が伝えたいことをまとめます。
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ADHDの症状がクズすぎる
ADHDの主な症状として、時間を守れず遅刻する、約束を忘れるので守れない、人の気持ちが分からない、コミュニケーションが支離滅裂、散らかして片付けない。
これが一つではなく、一人の人間にてんこ盛りに入っているんです。
それはもう、普通の人からみたらクズ人間ですよね!僕もそう思います。周りからクズって言われて当然のことをしていたと思います。
3人から僕はクズだと面と向かっていわれましたが、心の中で「こいつまじでクズだわ」と思われたことは、きっと何百回もあるんだと思います。
人としておかしいと見られる行動、とくに、ADHDは自分に甘く、人に厳しいというか、相手に対して敬意がない態度を自然ととってしまうことが、ダメ人間に映る原因だと思います。
遅刻したら相手の貴重な時間を失わせてしまう。
自分の話ばかりして、相手の話を聞かないのは、相手の話に価値がないと思われてしまう。
こんな言動を繰り返していては、それは周りから誰もいなくなりますよね。
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僕はクズじゃない!
ADHDの症状がクズすぎて、自分でも、「俺はなんで頑張っているつもりなのに、バカなことばかり繰り返してしまうんだろう」ととても悩んでいました。
ADHDの多くの人がそうですが、その自分でもどうすることもできない苛立ちと悩みを抱えています。
どう頑張っても、同じことを繰り返し、改善することができないんです。
じゃあ言われっぱなしでいいかというと、そうではありません。
僕がクズだと思うのは、「ADHDだと分かっていながらも、それに甘んじて、改善しようと頑張らないやつだけがクズだ」ということです。
ADHDを克服するために頑張る
ADHDは持って生まれた、遺伝子に組み込まれた性質なため、治すことは無理ですし、症状を軽減させることもとても難しいです。
しかし、たくさんの本を読み、病院にかかり最先端の治療法に取り組み、同じADHDの仲間とともに努力をして少しでも症状を改善していく。
頑張ることで、かなりの症状を抑えることに成功しています。
ADHDが悪いのではなく、症状を改善しようと努力しない、その性格がクズなんだ。と僕は思います。
人間は向上心をなくしては、ただの肉の塊なんじゃないかな。
僕はその信念のもと、今は周りからどうこう言われても気にならないようになりました。
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