この主人公はADHD?漫画で描かれるADHDを読み解く
2017/04/09
発達障害であるADHDは、最近は若干理解されていますが、それでも全ての人に対して、認識されているわけではありません。
まだまだ知名度が低く、性格的な問題と言われてしまうのが、現状です。
そこで、多くの人に知ってもらう為に、子どもから大人までが分かりやすいように説明しているのが、漫画の世界です。
漫画で、ADHDと言う症状がどんなものなのかを、こと細かく描かれているのです。
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文章だけでは分からない部分
文章に書くと長くなってしまうADHDの症状も、絵を使うことで、分かりやすく、理解しやすいので、とても人気が高いのです。
特に、ADHDを持った当人にとって、ずらずらと文字だけが並んでいる状態の本を見ているだけでも飽きてしまい、頭に入ってきません。
こういったイラストを使ったものは、刺激が高く、気が散りやすいADHDの方でも、しっかりと頭に入ってくるので、お勧めと言えます。
微妙な判断が難しい
ADHDの方は、同じような工程を続ける工場勤務の場合、例えば、同じ部品を検査していく仕事では、何段階の判断の基準が分からずに、悩んでしまうようです。
どんな状況で、どうして自分は上司に叱られるのかについて、こと細かく、漫画の世界では、描かれているのです。
後から入って来た後輩がさっさと作業を終了している中で、自分だけが上手くいかない、それが気になって、集中しなければならない今の仕事が出来ない。
これでは、怒られるのは当然と言えるでしょう。
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ミスを恐れて、引きこもる主人公
ADHDを主人公にした漫画があり、その主人公は、自分がADHDであるということに気づかず、普通に就職をし、通い始めた会社で、様々なミスを犯し、自信喪失してしまうのです。
人と接することに恐怖心が出て、家に引きこもる生活になってしまうのです。
これは、漫画の世界ではなく、現実的に、日本中の多くのADHDを持つ患者が、経験していることでしょう。
勿論、個人差はあり、それでもがんばろうとする人も多いのですが、社会の壁は厚く、難しい課題でもあります。
自身を知ること、人と違う行動をしてしまうのは、性格の問題ではなく、何かしらの発達障害であるかもしれないということを、考えてみましょう。
ADHDチェックで、該当する項目が多ければ、貴方は、ADHDの可能性が高く、今まで悩んでいた全てが、病気のせいかもしれないと思ったら、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
勿論、診断されたその日から、次なる試練が始まるのですが。
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