ADHDの人みんなに伝えたい。親と仲良くしていく関係の大切さと方法
2017/10/28
ADHDであることを親に言えないという人は多くいます。
私もその中の1人だったので良くわかるのですが、具体的にどのようなことに対して辛いと感じるのかを、今回はまとめさせていただきました。
ADHDであることを、親に告げたい人の参考になれば幸いです。
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なぜ、言えないままになってしまうのか
ADHDであることを親に伝えてしまうと、親子関係が崩壊してしまうのではという思いもあり、ADHDに苦しんでいる人ほど、親に対してADHDであることを告白できなくなってしまいます。
私の場合、感覚的には、好きな人に対して告白できないケースと類似していました。
親とそれほど親しい関係ではなかったのですが、それでも、友好関係に近い状況を自分でダメにしてしまうというのは抵抗があります。
しかも、色々と言い訳まで考えるようになってしまうと、「このまま言わないほうがマシかも・・・」という気持ちになり、中々その状況を改善できなくなってしまうのです。
ネットで調べたところ、ADHDであることを親に言えないという人は多くいました。
その中のほとんどが、自分と同じような精神状態のため、親に言わないほうが良いという気持ちになっていることが多く、しかし、いつかは言わないといけないという矛盾を抱えている人が多くいたのです。
ただ、親のことが好きなのであれば、ハッキリと告白したほうが良いでしょう。
私の場合、家族が良く病気の心配をしてくれたため、ADHDの症状を打ち明けることができました。
打ち明ける前までは、なにかしらの病気にかかっているだけと思われていたようで、何度も看病してくれることもありました。
ただ、言ってみるとかなりスッキリするのは確かです。
ですが、あくまでもこれは私の体験でしかないので、安易に言ってしまったほうが楽と考えないようにしましょう。
人というのは、状況によって気持ちがかなり変動する人もいます。
私はADHDだったのでわかるのですが、なにか嫌なことがあった時は、人のことばかりを考えている余裕がありません。
なので、もし告白したほうが良いのではと思った際は、身近な相手から順に告白すると、さらにスッキリとした気持ちで、ADHDであることを親などに言えることを理解しておきましょう。
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具体的になにに対して恐怖を覚えるのか
先ほど、親子関係について触れましたが、人によっては、ADHDのため恐怖、憎悪を覚えていることもあります。
恐怖というのは、ADHDであることを知られると差別されるのではという思いから発生し、憎悪は、自分が苦しんでいるのに周りの人は平気なまま、という思いに対して抱くことが多かったです。
ただ、このような問題を抱えている時は、病院でカウンセリングを受けたほうが良いでしょう。
このような簡単な対応だけでも、ずいぶんと気持ちが楽になることもありました。
言ってしまったほうが良いケースは?
なるべく、ADHDであることを親に言ったほうが良いケースは以下のとおりです。
ケースその1は、すでに苦しむことが多くて助けが欲しい時です。
ADHDは、精神的にも苦しいものなので、誰からも助けてもらえないとADHD以外の症状を覚えることもあります。
なので、ADHDであることばかりに気を取られるのではなく、現在の状況を正しく理解することも大事です。
ケースその2は、すでに他の病気を発症している場合が該当します。
病気によっては、放置されているだけで症状が悪化するもの、もしくは、病気の治療が予想外の金額になるものもあります。
このような状況に陥ると、すべて自分で片付けないといけないという気になり、心の平衡を失ってしまうこともあるので注意してください。
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