どうしても喋れなくなってしまう・・・吃音になる3つの原因
2017/04/09
人前に出ると、声が上ずってしまうと言う人もいます。
気心が知れた者同士であれば、それなりに分かってくれる所もありますが、それが仕事や学校での、多くの人の前で発言しなければならない時の緊張は半端ないものです。
しかし、それは、普通の人でもよくあることなのですが、それが極端に「あっ、あっ、あっ」となかなか話が進まない状態であれば、相手としてはイライラしてしまいます。
これが、吃音であり、緊張が益々ピークに達すると、頭は真っ白になって、余計吃音が酷くなります。
そこで、早い段階で改善する必要があるのですが、そもそも吃音と言うのは、どうしてなるのか、原因について、考えてみましょう。
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過去のトラウマが原因
小さい頃に受けた傷と言うのは、大人になっても残っているものであり、ましてや心の傷は、一生癒えることがないでしょう。
いじめや虐待は、やった側は、年が経過することで、すっかり忘れてしまうのですが、苛められた当人にとっては、悔しくて、辛くて、一生覚えているものなのです。
その心の奥底に閉まったはずの傷が、大人になってから、自身の体の変化となって表れてしまうのです。
この一つの症状が、吃音となって表れます。
3つの要因
一般的に吃音は3つの原因が論じられています。
その人の体や遺伝的な要素が原因である素因論、心の問題による神経症説、周りから与えられる刺激に対して出来上がってしまった症状である学習説が挙げられます。
過去のトラウマは、学習説と神経症説が関係しているでしょう。
つまり、これらの原因を取り除かない限り、吃音は治らないのです。
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迷信に左右されるな!
吃音の原因は、他にも、様々な噂をされていることがあり、例えば、元々左利きだったのを右利きに矯正したと言う説は、
必ずしもどもりと直結しているわけではないので、正論とは言えません。
又、どんぐりを食べるとどもると言うのも、何の根拠もありません。
そして、引越しをすると、どもってしまうと言うのは、引越しと言うと、初めての地で環境が変化しやすい中で、
精神的なストレスを感じることによる要因であるとされています。
その為、引越し自体が要因ではなく、間接的に神経症説が影響しているのでしょう。
吃音の原因は、人によって違いがあり、又、色々な要因が絡み合っている場合も多いので、何が原因なのかを一つ一つ取り除いて治療していきましょう。
そして、自分が吃音であることを恥ずかしく思い、自分の殻に閉じこもってしまうことがないように、
積極的に人とコミュニケーションを取る努力も忘れないでください。
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