もうこれはホラー!?メンヘラがテーマ、出てくるおすすめ小説
2018/08/20
メンヘラがテーマの小説で、多くの人から読まれているものをピックアップしました。
内容として過激なものは避けていますので、これから、メンヘラとはどういうものなのか、そのことを真面目に理解したい人にも、オススメできるものばかりです。
今回は、わたしが読んだ中で面白かった、メンヘラが出てくるおすすめの小説をご紹介します。
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こじらせ女子の日常
タイトルの通りで、こじらせ女子がテーマの小説となっています。
基本的に、こじらせ女子というのは、痛い系の人物、もしくは1つのことにかかりっきりになるタイプの人物を取り上げ、毎日の生活をリアルに描いているものだと思って問題ありません。
こじらせ女子の日常では、こじらせてしまった痛い系の人物が出てきます。
また、普通に考えるとこじらせてしまった人の話を知っても、気分が悪くなるだけかと存じます。
ですが、こじらせ女子の日常では明るいテーマ、暗いテーマがキレイに別れているので、見ていて辛いと感じるところが少なく、また、健常者に近い生活を送っているため、共感できる部分が多いのです。
メンヘラがテーマの小説を見る際、どうしても暗すぎる内容のものを探してしまうこともありますが、人はなぜこじらせてしまうのか、そのことを真面目に理解したい人は、こじらせ女子の日常を読まれることをオススメします。
なにがキッカケとなり、そして、どのようなことを考えてしまうのか、痛い系の人物になる境界線はどこか、そのような情報も、小説の中から学べるようになっています。
勝手にふるえてろ
タイトルの通り、勝手にふるえてろは自分勝手な登場人物が多く、人によってはまったく共感できないテーマを取り上げている1冊です。
また、勝手にふるえてろというタイトルのため、主人公が常に周りにそのような考えを持っているのかというと、そうではなかったりします。
どちらかと言うと、自分が周りと順応できていないことを理解しながら、だからと言って、周りにへりくだるような真似はしたくないと考え、その影響で痛い人になっていく作品です。
また、主人公は26歳の女性です。
ちょうどメンヘラのような悩みを抱える年頃であると同時に、そのような考えに対して魅力を感じる、もしくは、妄想力を爆発させてしまうことが多い年頃でもあるのです。
主人公は気分屋でもあるので、現代では良く見かける人物を上手く表現しており、また、人として生きていく苦悩もテーマになっているため、人によって違う人生観を学べる1冊となっています。
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生きてるだけで、愛。
メンヘラ、そして引きこもりである主人公が、自分、世間を何度も認識し直す作品です。
主人公は、普通の人とそれほど変わらない生活を送っているのですが、生きているだけで疲れる、気力が弱いと言った、意識の薄弱さを嫌っている人物です。
また、メンヘラがテーマの小説にしては珍しく、具体的な病気、病気にかかってからの精神の耗弱も描いているため、心理の描写が上手く出来上がっている作品でもあります。
そのため、読んでいるだけで自分もメンヘラなのではと思ってしまうような、一般的に知られている病気も出てくるのです。
さらに、その影響で情緒不安定になっているところに、人間関係の悪化、確執といった人間ならではのトラブルも舞い込むようになるため、メンヘラになると、生きていくのが辛いという思いが伝わってきます。
生きているだけで、愛の素晴らしいところは、実際にいそうな女性を主人公にしているところでしょう。
自分勝手な発言、そして、理屈の上では負けていても反抗心をむき出しにしてしまう、相手が強そうだと意見を言えなくなってしまう、欲望があるのに欲望に素直になれないなど、細かい心理の描写が魅力的なのです。
そのため、メンヘラとはどういうものなのかを知りたい、そんな人にオススメできる1冊です。
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