けっこう深刻!ADHDの僕の周りに聞いたうざいと思われる瞬間ランキング
2017/04/09
1位:とにかく落ち着きのなさが気になる
職場では無駄な動きが多いとよく指摘されますが、そわそわ落ち着きが無いとしか、
その様子を表現できないので、言葉で表すと「うざい」だけで片づけるケースが非常に多いですね。
個人的に観察して思うのは、ADHDの人は”首ふり”が非常に過度に多いです。
少々ドアを開けたり、椅子に誰かが腰かけたり、話し声や周囲の変化にやたらと反応して、そちらに気をとられるんですね。
とにかく始終首をあちこち振って、しきりに気にしている様子がわかります。
「何をそんなに気にしているんだ?」といった感じに、その落ち着きのなさが「うざい」と周囲は感じるようです。
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2位:本音なのか、悪口なのか区別がつかない
ADHDの特徴は、よく「思った事を口にする」といった思い付きの言動が良く言われます。
しかしながら、そのうざい言葉を追って順序を時系列に並べると、支離滅裂でつながりが余り無い場合が多いです。
これは相手の言葉や意味について、過去の話から繋げて直ぐに反応できず、
ようやくその言葉が頭に浮かんでから発するために、会話が噛み合わない点が、人によってはうざい、非常に突発的な言動に見えるんですね。
この時、感じた事を一旦は記憶し別の表現が思い浮かばないために、周囲がどんどん会話が進むにつれて、無理やりそれに合わせて言葉を使うため、
それが批判や悪口に聞こえてしまう瞬間があるというわけです。
具体的には、冗談で人の欠点を笑う会話の中に入り、人の笑顔と笑いの中ではその「欠点」の指摘は、
その人の心への配慮と理解があるのですが、ADHDの人の場合は、「欠点」という部分だけ取り出して、
話を合わせる為に素直過ぎる意見を言ってしまうということです。
確かにこうして本音で言われてばかりだと、言われる方はうざいですよね。
よく、初対面なのに、「背が低い」と言われたという事を聞いたことがありますが、よく聞けば、それは会話の中で突如出てきた言葉だということが良くわかります。
「うざい」と思われるのは、要するに建前が無いように見えるからともいえますね。
3位:約束を頻繁に破る
これもADHDで知人やグループでは非常に多いADHDの行動の特徴ですが、
「うざい」と思われるのは遅刻や約束事の忘却ではなく、そのフォローが全く本人からあまり無いからでしょう。
よく「ADHDは時間の感覚が無いんだ。」と誤解されていますが、そうではなく、何かの約束や待ち合わせ、宿題をやるなどの行動には、
「時間の確保」、「他の用事の始末」とか、色々準備や約束の前に果たすことがあるものです。
ADHDの人の不得意なのは、時系列に順番通りに行うといった、記憶の整理が難しいという障害です。
物覚えが悪いのではなく、覚えてもそれを整理できないんですね。
うざいと言われる行動の前には、ある種のパニックがADHDの人にはある点に注意です。
従って、こうした失敗ではADHDの人では、必ず「するつもりでした。」という言い訳を聞くような、話を聞くことがあります。
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4位:散らかしたまま放置する
家庭や学校などの集団生活では、非常に良く見られる人から、話がうざい、鬱陶しいと言われるADHDの特徴です。
実はこうした行動や会話は、他の一部の発達障害でもよく見られます。
また成長過程の幼児では、こうした注意散漫はむしろ当たり前で、これは決して片付けが苦手なのではなく、
その行動をしている最中に、過去でやっていた事を遅れて思い出したり、今やっていることへの集中力が欠けているに過ぎません。
意外かもしれませんが、ADHDの障害がある人でも、一人暮らしで非常に部屋がきれいな方もいるのです。
これは、普通の人は「後回し」に出来ることも、ADHDの人は、一つの行動に一つの対応が限界な点があるからです。
従って、料理をしながらテレビを見たり、お風呂のお湯を確認するなど、普通の人が多数出来ることは、ADHDの人は殆ど一つしか出来ないことも多いというのがあります。
うざいと思う行動も、よく観察していると集団行動の中で他人がやっている、複数の行動にはついていけない様子がよくわかるというものです。
ADHDの迷惑行動の本質
うざい、鬱陶しいと思われる人の特徴とはどんなものがあるでしょうか?
実はよく考えるとそれは「思わぬ行動をしがちな人、変な会話をする人」ということではないでしょうか?
うざいとはいうものの、実は多くの人は色々な癖を持っているものです。
それを目立たせないように、「体裁」という他人の眼をいつも気にして、実は普段は生活しているのではないでしょうか?
ADHDの人も、そうした他人の目や評価はかなり敏感に感じています。
うざいうざいと感じる人は、要するに協調性、ある意味自分を抑えて他人に合わせることが上手な人です。
ですから、ADHDの人が「人の迷惑がわからない」と考えるのは大きな間違いですね。
長くADHDの症状と付き合った経験からは、要は「これも個性」として、思わぬ行動も、必ず行動や言動にはきっかけが存在しているものなのです。
うざいのヒトコトで片づけるのは、ちょっと安易な考え方かもしれません。
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